日本で最初の

初代のiPhoneが発売された2007年当時は、日本ではガラケー全盛期でした。しかも初代iPhoneは、通信規格の関係で日本では販売されませんでした。しかし、海外で大きな盛り上がりを見せたiPhoneに対して、高い関心を寄せていたことは間違いありません。

日本にiPhoneが初上陸したのは、初代iPhoneが発売されてから一年後となる翌年2008年6月9日のことでした。日本でも発売されたiPhone 3Gは、初代iPhoneの半額程度の価格であった事や、すでにiMacやiPodなどのガジェットが日本人に受け入れらていた事などもあり、多くの方が買い求めました。日本ではdocomo、auの携帯電話会社がトップ争いをしていて、SoftBankは蚊帳の外の状態でしたが、iPhoneの独占販売契約を結んだことにより、急速にSoftBankユーザーが増加しました。

iPhone 3Gの先行販売日には、表参道のSoftBankには、1,400人ものユーザーが列を成していました。しかし、このiPhone 3Gは、まだまだ一部のガジェット好きな方の物という認識も強く、ガラケーとiPhoneの二台持ちをする前提で購入される事が多いモデルとなっておりました。iPhoneが今のようにメインの携帯電話になるのは、もう少し先の話になります。